福島県立高校入試の数学を算数で解く

2024年第4問

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最初のA、Bの水量をそれぞれ\fbox{4}\raise0.2ex\hbox{\textcircled{\scriptsize{3}}}とすると、Cの水量は、\fbox{1}+\raise0.2ex\hbox{\textcircled{\scriptsize{1}}}である。

Cの水量は、\fbox{3}-60でもあるので、\raise0.2ex\hbox{\textcircled{\scriptsize{1}}}=\fbox{2}-60である。

Bの水量は\raise0.2ex\hbox{\textcircled{\scriptsize{3}}}=\fbox{6}-180であるから、AとBの水量の和は\fbox{10}-180である。

よって、\fbox{1}=100から、Aの水量は400mL、Bの水量は420mL。

2023年第4問

計算

6\div 4=1.5

8\div 5=1.6

1.6\times 200=320

(320-314)\div(1.6-1.5)=60

60\div 4=15

(200-60)\div 5=28

4人のグループは15組、5人のグループは28組。

解説

4人のグループには6枚ずつ配るから、1人1.5枚になる。また、5人のグループには8枚ずつ配ることになるから、1人1.6枚になる。

仮に、全てのグループが5人だとすると、配る枚数は1.6\times 200=320枚となる。

(320-314)\div(1.6-1.5)=60から、4人のグループには60人いる。つまり、4人のグループは15組である。

また、5人のグループには140人いる。つまり、5人のグループは28組である。

2022年第4問

計算

232-8\times(5+4)=160

10 \times 22=220

(220-160)\div(10-4)=10

22-10=12

よって、そうたさんは12回、ゆうなさんは10回勝った。

解説

そうたさんのメダルのうち、勝つか負けるかしてもらったものは、232-8\times(5+4)=160gである。

仮に、22回ともそうたさんが勝ったとすると、そうたさんがもらえるメダルは10 \times 22=220gである。

(220-160)\div(10-4)=10から、そうたさんは10回負けたことになる。

2021年第4問

例えは、351-153=198である。百の位と一の位の差が2以上のとき、入れ替える前後の2つの整数の差は100以上になる。

よって、百の位の数は、一の位の数より1大きい。

各位の数の和が18だから、百の位の数の3つ分は、21になる。よって、百の位の数は7、十の位の数は5、一の位の数は6になる。

答は、756。

2021年第6問

問題文を、小学算数の言葉に翻訳する。

\ellmx軸との交点をそれぞれC、Dとする。CD=12cmである。

Pからx軸へ引いた垂線とx軸との交点をHとする。CH:PH=DH:PH=1:2である。

(1)

CHとPHの長さを求めることにする。

CH:PH=DH:PHから、CH=CHである。

よって、CH=6cmである。また、PH=3cmである。

(2)①

\trianglePRSと\trianglePCDは合同であるから、答えは12\times 3\div 2=18cm^2である。

(2)②

平方根が必要なので、小学算数では答えが出ない。

Pから直線RSに引いた垂線とRSとの交点をIとする。(\rm{PH}\times \rm{PH}):(\rm{RS}\times \rm{RS})を求めることにします。

\trianglePAB=2cm^2から、\trianglePRS=10cm^2となる。

また、\trianglePCDの面積は18cm^2であるから、面積比\trianglePRS:\trianglePCD=9:5となる。

(\rm{PH}\times \rm{PH}):(\rm{RS}\times \rm{RS})=9:5

2021年第7問(3)

平方根・三平方の定理が必要なので、算数で体積を求めることはできません。しかし、四角錐O-ABCと四角錐E-ABCの体積比を求めることは、可能です。

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三角形OAC、三角形ACEは二等辺三角形である。底角が等しいから相似である。OAとACが対応する辺である。

底面の正方形の面積は4であるから、\rm{AC}\times \rm{AC}=8である。したがって、三角形OACと三角形ACEの面積比は、(\rm{OA}\times \rm{OA}):(\rm{AC}\times \rm{AC})=9:8となる。

四角錐O-ABCと四角錐E-ABCの体積比は9:8と分かる。

2020年第4問

(1)

50円玉は、(80-8-6)\div 3=22枚、10円玉は50枚である。

(2)

計算

100\times 8+50\times 22+10\times 50 =2400

2400 \div 12=200

4000 \div 200 =20

4000 \div (20-12)=500

500円

解説

ゆうとさんは、12回目で100\times 8+50\times 22+10\times 50=2400円貯金した。1回で2400\div 12 =200円ずつ貯金する。

4000円貯金するには4000\div 20=20回かかるから、姉は20-12=8回で4000円を貯める。

よって、姉は、1回につき4000 \div (20-12)=500ずつ貯金する。

2020年第7問

翻訳

問題文を、小学算数の言葉に翻訳する。

「底面が1辺4\sqrt2cmの正方形」は「底面が面積32cm^2の正方形」と翻訳する。

(3)

まず、四角錐CPFHQの体積を求める。直方体ABCD-EFGHから、余計な部分を削る。

直方体の体積は、32 \times 6=192cm^3

直線FPと直線EAの交点をTとすると、\rm{BF}:\rm{AT}=\rm{BP}:\rm{AP}=1:1である。よって、直線HQと直線EAの交点もTである。

三角錐T-EFHから三角錐T-APQを除いた部分の体積を求める。この2つの三角錐の相似比は1:2であるから、体積比は1:8である。三角錐T-APQの体積は、16 \times 12 \div 3 \times \left(1-\dfrac{1}{8}\right)=56cm^3である。

三角錐F-CPBの体積は、32\div 4 \times 6 \div 3=16cm^3。三角錐H-CQFの体積も、16cm^3

三角錐C-FGHの体積は、32\div 2 \times 6 \div 3=32cm^3

よって、四角錐C-PFHQの体積は、192-56-16\times 2 -32=72cm^3。四角錐S-PFHQの体積は72\div 2=36cm^3

2019年第4問

計算

5640+160=5800

(120 +160 \times 3)\div 4=150

(60+370\times 2)\div 6=\dfrac{400}{3}

800 \times (42\div 6)=5600

150-\dfrac{400}{3}=\dfrac{50}{3}

(5800-5600)\div \dfrac{50}{3}=12

12 \div 3=4

(42-12)\div 6=5

よって、単品ノートは4冊、単品消しゴムは5個売れた。

解説

1冊少ないという条件が面倒なので、セットAがもう1つ売れて、ノートは全部で42冊売れたとする。売り上げの合計は5800円となる。

販売個数について、単品ノート:セットA=1:3であるから、単品のノートを1冊とセットAを3つを組み合わせて、セットX(ノート4冊・消しゴム3つ・600円)とする。消しゴムを無視すると、ノート1冊に対し、150円である。

また、単品消しゴム:セットB=1:2であるから、単品の消しゴムを1個とセットBを2つを組み合わせて、セットY(ノート6冊・消しゴム3つ・800円)とする。消しゴムを無視すると、ノート1冊に対し、\dfrac{400}{3}円である。

セットYだけでノート42冊を売ったとすると、セットYの販売数は800 \times (42 \div 6)=5600円となる。

150-\dfrac{400}{3}=\dfrac{50}{3}円であるから、セットXによるノートの販売数は(5800-5600)\div \dfrac{50}{3}=12冊。

セットXは3個、セットYは5個売れた。

よって、単品ノートは3冊、単品消しゴムは5個売れた。

2019年第7問

(2)①解法1

正四面体を辺OBがつながるように展開する。四角形OABCは平行四辺形である。また、Eは、ADとOCの交点である。

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三角形ODEと三角形BAEは相似である。\rm{OE}:\rm{BE}=\rm{OD}:\rm{AB}=1:2である。よって、\rm{OE}:\rm{OB}=1:3である。

また、\rm{DM}:\rm{OB}=1:2である。

よって、\rm{OE}:\rm{DM}=2:3である。

三角形OERと三角形MDRは相似であるから、\rm{OR}:\rm{RM}=\rm{OE}:\rm{DM}=2:3である。

(2)①解法2

正四面体を辺OBがつながるように展開する。四角形OABCは平行四辺形である。また、Eは、ADとOCの交点である。

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直線ADと直線BCの交点をTとすると、\rm{OA}:\rm{CT}=\rm{OD}:\rm{CD}=1:1である。\rm{CM}:\rm{TM}=1:2であるから、\rm{OA}:\rm{TM}=2:3である。

三角形OARと三角形MTRは相似であるから、\rm{OR}:\rm{RM}=\rm{OA}:\rm{TM}=2:3である。

(3)②解法1

平面OAM上で、Oを通り平面AMに平行な直線と、ARとの交点をUとする。

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\rm{AM}:\rm{OU}=\rm{MR}:\rm{OR}=3:2であるから、\rm{OU}:\rm{AP}=2:3\times \dfrac{4}{9}=3:2である。

よって、\rm{OQ}:\rm{QP}=3:2

(3)②解法2

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2016年第7問

(2)①

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正方形ABCDにおいて、\mathrm{AC}\times\mathrm{AC}=32である。よって、\mathrm{AI}\times\mathrm{IC}=8である。

\triangleEAIと\triangleICJは、相似である。\mathrm{EA}:\mathrm{AI}=\mathrm{IC}:\mathrm{CJ}から、5 \times \mathrm{CJ}=\mathrm{AI}\times\mathrm{IC}=8となる。

よって、\mathrm{CJ}=\dfrac{8}{5}

(2)②

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正方形AEGCの面積を\maru{100}とすると、次のようになる。

  • \triangleEAIの面積は\maru{25}
  • \triangleICJの面積は\maru{\rm{8}}
  • \triangleEGJの面積は\maru{34}

よって、\triangleEJIの面積は、\maru{33}である。

\triangleIEGの面積は、\maru{50}である。

  • 三角錐F-EJIと三角錐F-EGIの体積比は、33:50。
  • 三角錐F-EGIは、三角錐I-EFGと同一。三角錐I-EFGと三角柱ABC-EFGの体積比は1:3。
  • 三角柱ABC-EFGと直方体の体積比は、1:2。

よって、三角錐F-EJIと直方体の体積比は、33:(50\times 3\times 2)=11:100

三角錐K-EJIと三角錐F-EJIの体積比は1:3。

よって、三角錐K-EJIと直方体の体積比は、\dfrac{11}{3}:100=11:300となる。

直方体の体積は80cm^2であるから、三角錐K-EJIの体積は、80 \times \dfrac{11}{300}=\dfrac{44}{15}cm^2